群馬県内の公立小中学生 不登校4700人で過去最多
昨年度、群馬県内の公立小中学校で不登校の状態にある児童・生徒は、前の年から318人増えて4700人となり過去最多を更新したことが分かりました。 文部科学省では、小中学校や高校などを対象に、いじめや不登校に関する調査を行っています。 群馬県内では、公立の小中学校と高校、特別支援学校のあわせて550校が対象です。 県のまとめによりますと、昨年度、県内の公立小中学校で1年間に30日以上欠席した不登校の状態にある子どもの数は、小学校で1713人、中学校で2987人のあわせて4700人で、前の年から318人増え、過去最多を更新しました。小学校では11年連続の増加、中学校では10年連続の増加です。一方、高校で不登校の生徒は1057人でこちらも前の年から183人増えました。 また、公立の小中学校と高校、それに特別支援学校で確認されたいじめの件数は、小学校で2703件、中学校で869件など、あわせて4330件で、小学校以外では増加しました。 県教委では「ケンカやふざけあいについても被害性に着目して、積極的に認知を行った結果」と分析しています。