一つずつ袋詰めされる「突破石」＝1月6日、福井県福井市の佐佳枝廼社

　JR西日本とハピラインふくいは受験シーズンに合わせ、北陸新幹線の新北陸トンネルの工事で採掘された石を合格祈願のお守り「突破石」と名付け、11日に福井駅で配布する。福井市の佐佳枝廼社で6日、石の祈祷（きとう）を行った。 　新北陸トンネルは着工から約6年をかけて2020年に貫通した。難所区間突破の際に採掘された石にあやかり、20年から突破石として配布。受験生をはじめ、さまざまな難関に立ち向かう人を応援している。 　2センチほどの大きさに砕いた石888個を用意した。祈祷を受けた後、両社の社員約30人が一つずつ袋詰めしていった。JR西の阪下泰（しずか）福井駅長（48）は「幅広い多くの人に受け取ってもらい、困難を突破してほしい」と話していた。 　福井駅コンコースに特設会場を設け、11日午前10時から先着順で配る。