あまりに期待ハズレ…。J2リーグ、2024年のガッカリ新戦力(10)監督交代で地獄へ…。個人昇格は失敗!?
2024シーズンの明治安田J2リーグが終了した。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんだケースもある。今回は、今シーズンJ2のクラブに加入した選手で期待通りにいかなかった選手をピックアップして紹介する。※各データは『transfermarkt』を参照。
DF:藤谷匠(ふじたに・たくみ) 生年月日:1995年12月6日(29歳) 所属クラブ:栃木SC 2024リーグ戦成績:22試合0得点2アシスト 藤谷匠は2018年にFC岐阜でプロキャリアをスタートさせ、2年目からJ3でコンスタントに出場するようになり、今シーズンからJ2の栃木SCに「個人昇格」した。 開幕からレギュラーポジションをつかんだ藤谷だが、肝心のチームは低迷が続いた。藤谷自身も、第11節の鹿児島ユナイテッドFC戦では、最終ラインのボール回しでコントロールを誤って相手に得点を献上して直接的に失点に絡むシーンもあった。 チームの成績不振が続いた栃木は、5月14日に田中誠監督の契約解除を発表。後任に小林伸二監督が就任すると、藤谷は徐々に出場機会が減り、第23節以降は2試合しか出番がなかった。 藤谷は身体能力が高く、対人守備で一定の存在感を示していた。それでも、藤谷がレギュラーだった前半戦が37失点だったのに対し、メンバーから外れることが多かった後半戦が20失点だったことを考えると、小林監督の決断が正しいと言わざるを得ないだろう。 J2で18位となり、来シーズンはJ3で戦うことが決まっている栃木。藤谷は再びJ3で活躍することができるだろうか。
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