街の活性化へ中高生ら奮闘 まつもと未来マルシェ 長野県松本市
長野県松本地方の若者と大人が共に学び活動するイベント「まつもと未来マルシェ」(一般社団法人ONE―PARK主催)が29日、松本パルコ(松本市中央1)などで開かれた。新たな信州ブランドにしようと中高生が事業所と共同で作った焼き菓子、おやきなどを販売。ものづくりや商売の魅力を体験した。 パルコでは松商学園、エクセラン、松本蟻ケ崎の3高校と信州大学付属松本中学校がそれぞれブースを構えた。 信大付属中3年C組は果実の原形が残り、ジャムよりさらりとした「コンフィチュール」を販売。校内の梅園で収穫した梅と、レモン、ブルーベリーなどを組み合わせて計3種類を用意した。生徒は「(プロと、ものを作る経験は)将来役立つと思う。購入してもらえてうれしい」と喜んだ。 蟻ケ崎高書道部は炭を使ったソースをかけるバウムクーヘンを出品。イベントは来年2月23日にもあり、3年生は「意見を聞いて次回に生かすことができれば」と話した。 会場は多くの来場者でにぎわった。会社員(51)=東京都文京区=は学生たちの活動に感心し「炭を使った品にびっくりした。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
市民タイムス