森選手「人として成長」 パリ五輪Sクライミング 4位入賞、茨城県知事に報告
パリ五輪スポーツクライミング女子複合で4位入賞を果たした森秋彩選手(21)=茨城県つくば市出身、筑波大3年=が1日、県庁を訪れ、大井川和彦知事に大会結果を報告した。森選手は「人間として成長させてもらう経験ができた」と振り返った上で、「なるべく一生のうちにたくさん(五輪に)出たい思いが芽生えた」と今後の展望を語った。 森選手は同大会の決勝において、前半のボルダー種目で7位と出遅れたが、後半のリード種目では1位となり、最終的に4位入賞と上位に食い込んだ。 ボルダー種目の結果について「技術や筋力があればクリアできたはず。私の実力不足」と振り返り、「逆に苦手が浮き彫りになってよかった」と前を向いた。 オフシーズンの現在は「長所を生かしつつ、ダイナミックな動きに対応できるように強化している」とし、2028年のロサンゼルス五輪出場に向けて鍛えている。「次回は、パリでの経験を踏み台にして頑張りたい」と目標を述べた。 大井川知事は「今後も大活躍してくれると確信している。ぜひこれからも頑張ってください」とエールを送った。
茨城新聞社