元セクシー女優が「引退後のキャリア作りの難しさ」を暴露。“元女優”というだけでNGになる仕事も
元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。 ⇒【写真】元セクシー女優で現在はフリーライターのたかなし亜妖
セクシー女優のメディア進出の裏事情
昭和~平成初期くらいまで、セクシー女優とは典型的な“ナイショの仕事”だった。この仕事をしていることは、誰にも言わずに墓場まで持って行く勢いで、口が裂けても周りには言えないのが当たり前。うっかり漏らしてしまえば地元では村八分、友人は離れていって、家族とは大モメして……みたいな、マイナス要素が非常に大きかったのである。 しかし、不思議なことに従来の概念は時代とともに薄れていく。セクシー女優のメディア進出は地上波番組を皮切りに加速、今となってはありとあらゆる場面で女優を見掛ける機会が増えた。 一見してセクシー業界は演者の格上げを成功させたように思えるものの、実際はまだまだ高い壁が立ちはだかるのが事実。進出はできても、突き抜けるには高いハードルを乗り越えねばならない。 今回は「元」の肩書きを乱用する筆者が実際に体験したエピソードや、見て聞いた話を元にお話していこう。
セクシー女優の肩書きでは出られない場所も
現代の女優が活躍するメディアは週刊誌・青年誌(漫画)・YouTube含むネットテレビ・SNS、深夜やCSの番組等。挙げると意外と多いように思えるが、実はこの中でも“全て出演可能”なわけではない。 一口に週刊誌や青年誌といっても、「出られるのはグラドルまで」というケースも多い。青年誌に関してはセクシー女優がグラビアを飾れるのは某出版社から出ている一誌のみ。それも相当な人気がないと掲載不可、なんて縛りさえある。 様々な女優の活動を見ている人なら、みんな似たようなところに出ているのがわかると思う。あれは売り出し方が全く一緒とかではなく、ただ単純に露出の場が限られているからなのだ。