<目指せ頂点・21センバツ敦賀気比>選手紹介/7 /福井
◇自慢の長打力高め 行松碧湖(おうみ)内野手(2年) 「短打でつなぐチームを、自分の長打力で助けたい」。練習では、他の部員がなかなか越えられない練習場の右中間の柵を越える打球を放つなど自慢の長打力を披露する。 「課題は守備面」と自覚している。肩が強く送球は得意だが、「投げることに気を取られ、その前の捕球が雑になることがある」と反省する。守備が得意な前川誠太遊撃手(2年)や本田克三塁手(同)に助言をもらい、自主練習でゴロを捕球するなど努力を重ねる。 昨秋の公式戦ではベンチ入りできず落胆。活躍する選手たちをスタンドから見つめて「自分も活躍したい」と感じ、悔しさを大会後の練習にぶつけてきた。「最後まで諦めず、メンバー入りを目指す」と力を込める。 ◇笑顔でチーム鼓舞 今井士温内野手(2年) 「笑顔がかわいい」と他の部員が口々に話す人気者。持ち前の明るさと大きな声が特徴だ。試合で劣勢になりベンチが静まった時でも、積極的に声を出して雰囲気を一変させる。「盛り上げようと思うと自然と声が出る。それがチームにとってプラスになれば」。ムードメーカーとしての役割は大きい。 打席に立つと、一転して表情からは柔和さが消え、闘志が顔をのぞかせる。昨秋の公式戦では、積極的な打撃で安打を着実に重ねた。守備でも、内野ならどこでもこなせる万能ぶりを発揮した。 特技は縄跳び。縄を交差させる複雑な技も難なくこなす。バランスを取る力は「守備で打球が飛んできたときの反応などに生きている」と胸を張る。