40代独身で「年収300万円」です。自分と同じような年代や年収の人たちはどれくらい貯金していますか?
40代になると老後のお金について考えるようになる人も多いのではないでしょうか。 特に独身だと自分ひとりで老後資金を用意する必要があるため、不安を感じることもあると思います。 そこで、今の自分の年収や貯蓄額が平均と比べて多いのか少ないのか、確認しておくといいでしょう。 本記事では、40代の平均年収と年間手取り収入からの貯蓄割合をご紹介します。
40代の平均年収はどれくらい?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、40代の年間手取り収入は平均値が318万円、中央値が300万円ということです。 平均値とは、複数のデータを合計したものを、そのデータの数で割った数値のことをいいます。 一方の中央値は、データを小さい順から並べたとき、真ん中にくる数値のことです。 平均値は極端に高い年収の人がいるとその数値に引き上げられてしまうため、中央値を参考にしたほうがいい場合もあります。 ■40代における収入からの貯蓄割合は? 次に、同調査による40代における年間手取り収入からの貯蓄割合を表1にまとめました。 表1
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」を基に筆者作成 最も多いのは「貯蓄しなかった」の29.8%で、次いで「10~15%未満」の17.8%「35%以上」の15.4%となっています。
年収別の貯蓄割合は?
同調査によると、年収300~500万円の人の年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合は表2の通りです。 表2
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」を基に筆者作成 年齢にかかわらず、年収300~500万円で10~15%貯蓄に回している人が22.8%と最も多く、年収300万円の場合で計算すると年間30~75万円ほど貯蓄していることが分かります。
年収300万円だと年間30~75万円ほど貯蓄している人が多い
40代の年収は平均値が318万円、中央値が300万円であることが分かりました。 平均値だと一部の富裕層が数値を引き上げている可能性があるため、より実態に近い数値を知りたいときは中央値を参考にするといいでしょう。 また、年収300万円の人がどのくらいの割合を貯蓄に回しているのかについては「年間手取り収入の10~15%」という人が最も多く、年間30~75万円ほどを貯蓄していることが分かります。 自分の貯蓄額と比較して、今後どのくらい貯蓄していくべきか考えてみましょう。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)統計表番号71 年間手取り収入(税引後),統計表番号8 年間手取り収入(税引後) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部