両陛下、岡山で豪雨犠牲者に黙礼 全国植樹祭に出席
岡山県を訪問中の天皇、皇后両陛下は26日、岡山市で第74回全国植樹祭の式典に出席された。午後は、2018年7月の西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区を訪れ、復興状況を見て回り、犠牲者を悼んで黙礼した。岡山、広島、愛媛の3県で特に大きな被害が出た西日本豪雨の復興状況を視察するのは初めて。 真備町地区は、川の堤防が決壊して50人以上が亡くなった。両陛下は災害後に整備された「まびふれあい公園」で、市長から当時の状況について説明を受けた。高台にある公園からは地区が見渡せ、両陛下は約10秒間、頭を下げた。 公園内で被災した住民と懇談し、陛下は「大変でしたね」といたわった。