ブアカーオ（右）の参戦が決定した (C)K-1

　7月7日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される格闘技イベント『K-1 WORLD MAX 2024』の追加対戦カード発表会見が11日、都内にて行われた。 　未定となっていた-7okg世界最強トーナメントのワイルドカードは、ブアカーオ・バンチャメーク（42=タイ）に決定した。 【動画】ブアカーオが木村ミノルを豪快KOする瞬間！ 　ブアカーオはかつてのK-1 WORLD MAXで活躍し、2004、06と2度の世界王者となったレジェンド。衰え知らずのブアカーオは、昨年5月にRIZINで安保瑠輝也と対戦しドロー。今年3月は木村“フィリップ”ミノルにKO勝利するなど、42歳となった今でも強さをを発揮している。 　相手となるオウヤン・フェン（中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP）は、武林風-70kg級世界王者の中国最強王者。昨年12月には和島大海をKOして、K-1王者にも輝いた。トーナメント1回戦では、パスカル・シュロスに判定勝利した。 　会見は欠席となったブアカーオだが、ビデオを通じて「今回再びK-1のリングで闘えることになって、興奮していますし嬉しく思っています。オウヤン・フェンのビデオを見て強い選手だとは思いましたが、自分にとっては全く問題ないです。私はいつでも闘う準備はできていますし、自信もあります。今回のK-1の大会で再びチャンピオンのベルトを巻く力があることを証明します。K-1ファンの皆さん、私がまたK-1のリングでチャンピオンになる姿を楽しみにしていてください」と力強い意気込みを届けた。 『K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024』視察のため、現地のルーマニアを訪問中のカルロス菊田プロデューサーは、会見にリモートで参加。ワイルドカードの発表が長引いたことに関しては、「ベストのワイルドカードは何なのか、我々は追求しまして世界の様々な選手や日本人選手とも交渉しました。その中でブアカーオ選手がベストだろうということで、発表の直前にサインをいただいて両者合意したところでございます」と説明。オウヤン自身も、ブアカーオの噂が立っていたことから準備は出来ているという。 　ブアカーオの参戦で期待する部分を尋ねられ、「レジェンドがさらなるレジェンドになるのか、はたまた若い選手がレジェンドを打ち負かして新しい時代を作っていくのか、こういう戦いになっていくと思います」とし、「日本以外からの放送局からオファーがありますので、海外の放送局でも放送されるんじゃないかと思ってます。そういう意味でブアカーオ選手の参戦は力強いサポートになります」と期待を込める。今回はトーナメント出場の契約だが、チャンピオンとなれば今後の参戦もあるとした。 　またリザーブファイトとして、WGP Kickboxingウェルター級王者のペトロス・カベリーニョ（26=ブラジル/TEIXEIRA TEAM）とISKA世界スーパーウェルター級王者のセルジオ・サンチェス（37=スペイン/INDAR VITORIA TEAM）の一戦も決定した。 ＜決定対戦カード＞ ▼K-1 WORLD MAX 2024 -7okg世界最強トーナメント・準々決勝（1）/3分3R・延長1R（ワイルドカード） オウヤン・フェン（26=中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP） vs ブアカーオ・バンチャメーク（42=タイ） ▼K-1 WORLD MAX 2024 -7okg世界最強トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R ペトロス・カベリーニョ（26=ブラジル/TEIXEIRA TEAM） vs セルジオ・サンチェス（37=スペイン/INDAR VITORIA TEAM）