東京都知事選の蓮舫氏「副知事じゃだめなんです」 20日告示、7月7日投開票
東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)に出馬する蓮舫前参院議員(56)が14日、日本外国特派員協会で記者会見を行った。白地に黒の水玉模様のジャケットで登壇した蓮舫氏は「副知事じゃだめなんです」と断言。かつての自身の名言「2位じゃダメなんですか」の逆バージョンを披露し、会場を笑わせた。 蓮舫氏は、質疑応答で記者から「知事ではないとできない政策とは何でしょうか。副知事じゃだめなんですか」と質問を受けると、すかさず「副知事じゃだめです」と断言。「予算の決定権者、事業についても決定権者。それは知事の絶大なる特権だし、権力の源」と、あくまで都知事選の「1位」にこだわる考えを示した。さらに「いまは残念ながら、知事がトップダウン的に決めているものが目立つ。突然発表される、基礎自治体が知らされていない。現場の職員も知らされていなかったと聞くことが多い」と小池氏を批判。「私はボトムアップ。現場の人に入って議論して、最終的に知事が決定する都政をしたい」と対決感をあおった。 蓮舫氏は民主党の参院議員だった09年、事業仕分けの「仕分け人」として、次世代スーパーコンピュータ開発に関して「世界一になる理由は何があるんでしょうか? 2位じゃダメなんでしょうか?」と発言し、話題になった。
報知新聞社