フーシ派ミサイル攻撃、イスラエル中部に到達-これまでの最長距離
(ブルームバーグ): イスラエル軍は15日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が発射したミサイルがイスラエル中部に到達したと発表した。迎撃によってミサイルの一部は空中で破壊されたが、テルアビブ郊外を中心に一部地域でサイレンが発動したという。
フーシ派は声明で、今回の攻撃に新型の極超音速ミサイルを使用したと表明。それ以上の詳細は明らかにしていない。
イエメンから約2000キロ離れたイスラエルを標的にしたフーシ派による長距離攻撃は、これまでほとんどが紅海上空で迎撃されていた。今回のミサイル攻撃は今までで最も長距離での到達となった。
イスラエルのネタニヤフ首相は声明で、「われわれを攻撃するいかなる試みも、それに対して重い代償を払うことになるとフーシ派はすでに認識しているはずだ」と言明した。
フーシ派は7月に、爆発物を搭載したドローンでテルアビブを攻撃し、現地の男性1人が死亡。その翌日にはイスラエルが紅海沿岸に位置するイエメンの港湾都市ホデイダに報復攻撃を実施した。
原題:Houthi Missile Reaches Central Israel, Riddling Air Shield (3)(抜粋)
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Dan Williams