【J2】最後に笑うのはどのチーム?横浜FC&V・ファーレン長崎の自動昇格条件は?J1昇格PO争いは3チームが自力決定も
白熱の自動昇格とPO進出権獲得争い
明治安田J2リーグ最終節が10日に日本各地で行われる。最終節では、2位横浜FCと3位V・ファーレン長崎がJ1自動昇格のラスト1枠を争う。また、J1昇格プレーオフ昇格権は、5位モンテディオ山形、6位ジェフユナイテッド市原・千葉、7位ベガルタ仙台の3チームによる争いとなった。 【最新順位表】2024明治安田Jリーグ J1・J2・J3全60クラブ J1自動昇格は、すでにJ2優勝を決めた清水エスパルスが1枠を獲得。最後の枠を、2位横浜(勝点75)と3位長崎(勝点72)で争うことになった。条件的には長崎に対して勝点3上回っている横浜が有利であり、引き分け以上でJ1自動昇格決定となる。また、仮に長崎が勝利を逃した場合も横浜の自動昇格決定という状況だ。 しかし、横浜はJ1自動昇格を目前に控えながら、2敗1分と大失速しての最終節レノファ山口FCを迎えている。一方の長崎に関しては、4連勝とJ1昇格に向けて勢いに乗っており、ホームで17位愛媛FCとの試合だ。アウェイの地で横浜は自動昇格を勝ち取れるか、それとも長崎がホームで歓喜の瞬間を迎えるのだろうか。 【J1自動昇格条件】 ▽2位横浜 ・勝利または引き分け→自動昇格決定 ・敗北→長崎が引き分け以下で自動昇格決定 ▽3位長崎 ・勝利→横浜の敗北で自動昇格決定 また、J1昇格プレーオフ枠争いも見逃せないものとなっている。3位から6位の4チームがトーナメントを行い、勝利した1チームが最終的にJ1昇格が可能だ。すでに2位横浜もしくは3位長崎、そして現在4位のファジアーノ岡山の2チームがプレーオフの枠を占めている。残りの2枠を5位山形(勝点63)、6位千葉(勝点61)、7位仙台(勝点61)の3チームで争っている状況だ。さらに、3チームとも自力でプレーオフ進出を決めることができる状況となっている。 注目は5位山形と6位千葉による、プレーオフ進出をかけた直接対決だ。ホームに千葉を迎える山形は、引き分け以上の結果でプレーオフ進出権を獲得できる。一方の千葉の場合、こちらも勝利すればプレーオフ進出決定だ。ホームに15位の大分トリニータを迎える仙台に関しても、勝利すればその時点でプレーオフ出場権を獲得できる。もっとも、各チームともに敗北した場合プレーオフ出場圏外に転落する可能性もある白熱した状況だ。細かいプレーオフ出場権争いの条件については、以下のとおり。 【J1昇格プレーオフ(PO)進出権獲得の条件】 ▽5位山形 ・勝利または引き分け→PO進出権獲得 ・敗北→仙台が引き分け以下でPO進出権獲得 ▽6位千葉 ・勝利→PO進出権獲得 ・引き分け→仙台が引き分け以下でPO進出権獲得 ・敗北→仙台が敗北でPO進出権獲得 ▽7位仙台 ・勝利→PO進出権獲得 ・引き分け→山形の勝利でPO進出権獲得 ・敗北→山形の勝利でPO進出権獲得
フットボールチャンネル編集部