過疎の被災地を灯す600個の“夢ちょうちん” 地震に続き豪雨災害…それでも、能登の今を発信しつづける27歳の男性
子どもたち 「何も考えてませんでした」 「楽しい!」 「みんなで1位になりたい」 ■洲珠に残った27歳の1年 提灯に願い「子どもを笑顔に」 この日、真脇さんが訪れたのは、珠洲市内の避難所。 支援に訪れた人や避難所に身を寄せる住民に提灯を渡し、1人ひとりに夢や希望を書いてもらいます。 住民 「笑顔が無かったり、やり場のない気持ちを聞くことが多いので、笑顔が多くなると良いなと書きました」 珠洲の街に灯った600個以上の夢ちょうちん。 真脇さん 「自分としては能登は復興できる場所かなと思っている。人数が少ないのは確かだけど、人数が少ない割に、それ以上のパワーを持っている。助けてもらえる若い人らと一緒にずっと頑張っていければ」 ■珠洲に残った27歳の1年 豪雨で車が…それでも前へ しかし、活動を阻むのは、またしても自然災害でした。 9月に能登を襲った豪雨。 土砂崩れや川の氾濫が相次ぎ、町に濁った水が溢れました。 真脇さんが仕事で使っていた車も、濁流の被害に。 それでも全国の子どもたちと共に作った動画を公開し、能登の今を発信し続けています。 真脇さん 「すごく人数が多くて反響が(大きい)」 珠洲に生きる1人として、真脇さんが伝えたいこと。 真脇さん 「運動会などを通していくなかで子どもらの笑顔が、一番周りも元気にできる。若者が動けば力を与えられると思うので。子どもらの笑顔が宝だと思っているので、子どもの笑顔を広げて周りの人を笑顔に」
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