伏木海陸運送が北信越代表に 3年ぶり7回目の都市対抗出場
第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の北信越地区2次予選は9日、富山市民球場で代表決定戦があり、伏木海陸運送(高岡市)がFedExに8―5で勝ち、3年ぶり7回目の本大会出場を決めた。 【写真まとめ】本大会出場を決め喜ぶ伏木海陸運送の選手たち 本大会は、全国12地区の予選を勝ち抜いた31チームと前年覇者で推薦出場するトヨタ自動車(豊田市)が出場し、7月19日に東京ドームで開幕する。【皆川真仁】 伏木海陸運送が打撃戦を制した。同点の四回に木村俊輔の内野ゴロで勝ち越し、続く牧田龍輝が2ラン。牧田は八回にも適時打を放ち、試合を決めた。FedExは一回に4長短打で3点を先取したが、3投手が計14安打と打ち込まれた。 ◇伏木海陸運送・田中翔監督 序盤から失点したが、焦らずに攻撃できた。(二回にエース西納敦史を投入)西納は3連投でいくぐらいのつもりだと言っていた。きのうも8回を投げてボロボロだったと思う。「西納様お願いします」という気持ちでベンチで見守っていた。厳しいことばかり言ってきたが、スタンド、ベンチ全員で勝ち取った勝利。都市対抗で勝つことを目標にやってきたので、出るだけではなく勝てるチームをつくっていきたい。 ◇伏木海陸運送・西納敦史投手 (二回から登板し、8回2失点)一回に走者が出てから準備していた。多少の疲労感と張りはあった。登板直後に安打を打たれて相手の勢いにのまれそうになったが、二回裏に同点に追い付いてくれて余裕が生まれた。後ろに山田篤史もいるので、目の前の打者に集中できた。 (北信越勢は8年連続本大会初戦敗退)厳しい予選を勝ち抜いたチームが出ても8年勝てていないのは悔しい。北信越のレベルは確実に上がってきているので、まずは1勝を目指して頑張りたい。