元維新・重徳和彦衆院議員は今の維新をどう見る?立憲・国民・維新はまとまれる?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2023年11月30日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の重徳和彦氏をお招きし、維新や国民民主党について語っていただきました。 立憲・国民・維新は1つになれる? 【このトピックのポイント】 ・今の維新は大阪都構想で輝いていたころとは変わってしまった ・自公と対峙するための足がかりとして愛知県でシン・民主王国づくりを目指す ・党の分裂はだいたい上層部が悪い。小池百合子氏には感謝している
重徳氏のプロフィールは以下の通りです。 39歳で総務省を退職し、愛知県知事選挙にチャレンジした重徳氏。立候補当時はその若さに注目が集まりましたが、選挙前に誕生日を迎え40歳になると「若いと言われなくなった」と語り、笑いを誘いました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして重徳氏に回答していただきました。
今の維新をどう見ている?
2012年の衆院選では日本維新の会公認で立候補した重徳氏。当時は大阪都構想に強く共感する部分があったとのことです。 その背景にあったのは総務省の官僚としての経験。地方への出向を通して重徳氏は地方が国に支配されている印象を強く持ったとのことです。 重徳氏「地方の仕組みを地方が決められないっておかしいんじゃない?という認識があった」 大阪都構想は具体的な内容の部分で大阪府民・市民から支持を得られなかったのかもしれないとしつつ、「地方のことは地方で決める」という基本精神に重徳氏は地方自治の専門家として大いに共感したとのことです。
一方で、その大阪都構想を強く進めた橋下徹氏の政界引退後、維新の地方自治制度への熱は冷め、当初掲げていた脱原発もなりをひそめるように。重徳氏はそれらの変化に触れ「最初の輝いていると思っていた頃の維新とは変わった気がしている」とコメントしました。 ここで、重徳氏は著書『どうする、野党!?』の中で取り上げた新しい改革に言及。 「これらの改革は、維新が先に出してもいいくらいの改革政策だと思っている」とコメントします。さらに、今の維新には不満に思うところもあるとしつつ「改革思想という意味では直諫の会と言っていることは一緒であるはずだと思っている」と語りました。 MC乙武洋匡「色々お話聞いていると立憲よりは維新の方がまだ近いんじゃないかと思うんですけどどうなんですか?」 重徳氏「鋭い突っ込みですね」 重徳氏は野党のあり方として、お互いの違いに着目し、それを理由に戦うことについて「愚だと思う」とコメント。「一緒になって新しい政権を作ろうよと一致できれば十分」と続け、理念に関わらず党を移る必要はないと明確に語りました。 重徳氏「大きな政党でなければならないというのが、私の10年間の唯一の心理ですね」