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　４年前、捜査で訪れた住宅で現金約１０万円を盗んだなどとして、京都府警の警部補の男が逮捕されました。 　窃盗の疑いで逮捕されたのは京都府城陽市に住む、京都府警捜査二課所属の警部補、林謙司容疑者（５７）です。 　林容疑者は２０１９年７月２９日、当時勤めていた伏見警察署で当直勤務中に管内で遺体が発見され、京都市伏見区にある関係先の住宅を訪ねた際、この家に住む女性（６１）が管理していた現金約１０万円と１万円相当の腕時計１本を盗んだ疑いがもたれています。 　林容疑者は事件から４年ほどたった今年８月、現在の職場の捜査二課の上司に対して「１０万円くらいを盗んだ」と打ち明けたということです。 　林容疑者は「私が盗んだことに間違いありません」と容疑を認めています。 　京都府警の現職警察官が逮捕されたのは今年に入って２人目です。 　森功治・首席監察官は「府民の信頼を著しく損ねる事案で、言語道断であり、被害者、関係者及び府民の皆様に心からお詫び申し上げる。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントしています。