NYの仕掛人トッド・スナイダーが打ち出すウールリッチ「ブラックレーベル」の見どころ3選
①あの名作アウターをアップデート!機能性とファッション性を両立したアウター群がアツい
ウールリッチといえば、南極の最初のアメリカ科学調査団のリーダーであるリチャード・E・バード提督が着用していたとされるアークティックパーカが有名だ。今回のコレクションでは、そんな名アウターのアップデートが含まれているという。アウトドアに強みを持つブランドならではの機能的なディテールや素材使いを軸としながら「サルトリアリスト ー 着こなしの上手な人」のために再構築したというファッション性の高い仕上がりのアウター郡に注目だ。 OTOKOMAE編集部「ロープベルトの取り入れやナイロンシェルのフードジャケットのレイヤードといったスタイリング術も注目したいポイントです。組み合わせで多かったのは、セットアップにロング丈アウターを羽織った着こなし。洗練された印象が際立っていて、私も早速これからのコーデに取り入れようと思いました!」
②上質なカシミアを取り入れたチェック柄ウェア
次に注目したいのは、1850年にウールリッチが生み出したバッファローチェック柄、そしてクラシックなアウトドアスタイルを象徴するハンティング柄など、チェック柄ウェアをふんだんに取り入れたルック。オーバーシャツはカシミアをふんだんに使用することで、ラグジュアリーなスタイルにアップデートされている。存在感のあるダウンアウターは、プリントではなく織り柄でバッファローチェックを表現。アウトドアフィールドから都市生活まで馴染む品良き仕上がりとなっている。 OTOKOMAE編集部「ショールームで注目を集めていたのは、ハンティングチェック柄とバッファローチェック柄を組み合わせた攻めのスタイリング。普段のコーディネートで実践するにはハードルが高いですが、ブランドの世界観を伝えるアプローチとしては新鮮で魅力を感じました。」
③アメリカンヘリテージとイタリアのセンスが融合したニットウェア
ダウンジャケット、オーバーシャツに並び、ウールリッチが注力しているのがニット。現在イタリア主権のウールリッチが展開するニットウェアは、素材使いが秀逸で業界内で密かに注目を集めている。そして本コレクションでは、アメリカンクラシックやブリティッシュテーラリングに強みのあるトッド・スナイダー氏のセンスが加わり、デザイン性とフィッティングが飛躍的に向上。エルボーパッチ付きセーターやマールドケーブルニットなど、アメリカのヘリテージウェアにイタリアのセンスを融合した珠玉のニットウェアがバリエーション豊富に展開されていた。 OTOKOMAE編集部「コレクションではニット単体でのルックも多く見受けられました。どれも主役級の存在感があるデザイン性の高い仕上がりで、素材はイタリアの洗練されたカシミア糸で構成されているようです。個人的には、白黒グレーを混ぜて表現されたハイネックのセーターが気になりました。」
OTOKOMAE