“宝の山”…ソフトバンク、プロテクト当落上の注目選手(4)1軍出場はまさかの“半減”
今オフ、埼玉西武ライオンズからフリーエージェント(FA)権を行使した山川穂高が、福岡ソフトバンクホークスへの移籍を決断した。山川はFA制度においてAランクに該当するとみられており、西武はソフトバンクに人的補償を求めることができる。 一方で、ソフトバンクは28人の選手をプロテクトできるが、12球団トップクラスの戦力層を誇っており、有望な選手がリストから漏れるとみられる。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると思われる注目選手を紹介したい。
野村勇
・投打:右投右打 ・身長/体重:175cm/83kg ・生年月日:1996年12月1日 ・経歴:藤井学園寒川高 - 拓殖大 - NTT西日本 ・ドラフト:2021年ドラフト4位 プロ1年目の2022年は大器の片鱗ぶりを覗かせていた野村勇も、28人のプロテクトにおいて当落線上に位置する選手の1人だ。 NTT西日本では、オールラウンダーとしてあらゆるポジションで起用。打撃面でも主軸を担うなどハイレベルな走攻守を見せ、2021年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団した。 即戦力の期待通りルーキーイヤーから開幕一軍入りすると、三塁を中心に複数ポジションをこなして97試合に出場。同年は打率.239ながら10本塁打、25打点、10盗塁と随所にポテンシャルの高さを示した。 さらなる飛躍が期待された2023年だったが、春季キャンプからコンディション不良で戦線を離脱。一軍では最終的に50試合の出場にとどまり、打率.160と低迷したシーズンを過ごした。 主戦場とする内野のポジションにはライバルも多く、三塁は同学年の栗原陵矢がレギュラーに。また、高卒3年目の井上朋也が頭角を現すなどチームでは厳しい立場となっており、プロテクトから漏れる可能性も否定できない。 さらなる飛躍が期待された今季だったが、春季キャンプからコンディション不良で戦線を離脱。一軍では最終的に50試合の出場にとどまり、打率.160と低迷したシーズンを過ごした。 主戦場とする三塁のポジションには同学年の栗原陵矢がレギュラー格に。また、高卒3年目の井上朋也が頭角を現すなど、チームでは厳しい立場となっていることもあり、プロテクトから漏れる可能性も否定できない。
ベースボールチャンネル編集部