鎌田大地に対するL・マルティネスの危険なタックルはレッドカードなし。独立委員会が判断を支持
プレミアリーグにおける主審の重大な判定を審査する独立委員会(KMI)は、リサンドロ・マルティネスのタックルに対するレッドカードを提示しなかった判断を全会一致で支持している。『ESPN』が伝えた。 問題の場面は、21日のスコアレスドローで終わったクリスタル・パレスとマンチェスター・ユナイテッドの一戦の後半に起きた。マルティネスが鎌田大地に対して両足でタックル。レフェリーはマルティネスに対してイエローカードを提示したが、この判定が波紋を広げ、オリヴァー・グラスナー監督は危険なチャレンジに対して苦言を呈すことになった。 今回、一連のシーンについて3人の元選手やコーチ、1人のリーグ代表者、1人の審判組織関係者で構成されるキー・マッチ・インシデント・パネル(KMIパネル)の調査結果として、「この行為を単独で見れば、ばかげたチャレンジだ。マルティネスは鎌田に接触しなかったことで非常に幸運だった」と主張。続けて、「マルティネスの行為が完了し、接触がなかったという基準で判定は正しいと支持される。だが、パネルはこの種のチャレンジがピッチ上にあるべきではないと強く感じた」と付け加えた。 結局のところ、この種のチャレンジで接触がなく、相手に到達する前に完了した場合は、イエローカードのみを提示すべきとされており、マルティネスは地面から離れて踏みつけるように見えたが、相手ではなくボールに両足を下ろしたことでイエローカード判定が妥当と見られているようだ。