明治期の洋館から漫画文化を発信 都内の「旧尾崎テオドラ邸」
老朽化のため2019年に取り壊し計画が持ち上がった明治期の洋館「旧尾崎テオドラ邸」(東京都世田谷区)が、漫画家たちの尽力で保全・改修され、漫画文化を発信するギャラリーとして1日、オープンした。 洋館に一目ぼれした漫画家の山下和美さんが発起人となり、保存プロジェクトを設立。「うる星やつら」の高橋留美子さんや「静かなるドン」の新田たつおさんらの支援や、クラウドファンディングで資金を集め、洋館を買い取って改修した。 1~12日には「チャリティー作品展」を開催。萩尾望都さんや吉田戦車さんらの描き下ろし色紙やイラスト原画などの作品をオークション形式で販売し、全額を保全費用に充てる。