幡地隆寛、日本ツアー初優勝で嬉しいウォーターシャワー「ようやくかけられる側に」
30歳の幡地隆寛が国内男子ツアーの関西オープンゴルフ選手権競技(滋賀県/名神八日市カントリー倶楽部)でツアー初優勝を飾った。 ー国内ツアー初優勝 (今年3月の)ニュージーランドオープンが悔しい勝ち方だったので、今日の勝ち方は達成感もあり、苦しい一日からの解放の両方が込み上げてきました。 ー優勝できると確信した場面は 18番セカンドを打った後です。僕の気持ちの中ではセカンドを打つまでは緩められなかったです。 ーウォーターシャワーを浴びた こんなに息が出来ないんだなと(笑)。たくさんの仲間からかけてもらえて嬉しかったです。ようやくかけられる側になったのが嬉しかったです。 ー去年から気持ちが変わってきた 去年の日本オープンで石川遼さんと2日間プレーして、本気の石川遼が見れたというか充実した2日間を過ごせたのと、勝ち切れなかった悔しさですね。 それと併せてダンロップフェニックスで(ブルックス・)ケプカ選手に衝撃を受けました。自分が分からないものが目の前に現れた時に好奇心が出てくるのですが、日本ツアーでは味わえないものを目の当たりにした時に自分の中の向上心が出ました。 ケプカ選手と回った時は全ショットを目に焼きつけました。自分が近づきたいと思う選手でした。変わる前の自分だったらここで満足して「予選会はいいや」とかになっていましたが、今の気持ち的には海外メジャーの切符を手にしたいなと思います。 ー最も良かったクラブは 頼みの綱はパターだったと思います。去年の東海クラシックの時に完成したもので、今週はグリップを変えたばかりです。 ー周りからの期待と実際の結果 ドライバーで飛ばしてコースをねじ伏せるという発想でゴルフをしていて、安定した成績が出ない中、上位の選手は260~280ヤードのティーショットでセカンドから狙いやすいクラブセッティングになっていると2~3年前に気づきました。 ただ、そこでいきなりスイッチすることに抵抗があったので、逆にミドルアイアンの精度を上げさえすればいいという発想に変えました。ようやく自分のやりたいことと、やるべきことの区別がつきました。 ー今シーズンの目標は ニュージーランドオープンがデカすぎましたね(笑)。アメリカのQTを受けるという選択肢もあります。