「ハイエース」の魅力&その理由を解剖!商用からアウトドア、普段使いまで…リーズナブルな価格帯にも注目
ハイエースといえば、様々な業種での運送はもちろん、建設業などに従事する職人さん御用達のバンとして見ない日がないくらい日本中で活躍している車種です。 ◆【写真9枚】ハイエースはカラーや種類で印象がガラリと変わる! そして個人ユースでもその広い荷室や商用バンならではの拡張性が好まれ、アウトドアや車中泊、さらに趣味のアイテムを運ぶツールとして人気が出てきました。 なぜ、数ある車種の中からあえてハイエースが選ばれるのでしょうか。そして日頃意識しない商用バンであるハイエースの価格やスペックはどうなのか? この機会にご紹介していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
ハイエースとは?
ハイエースには、ハイエースバン、ハイエースワゴン、ハイエースコミューターという3つのバリエーションがあります。 バンタイプは2/5人乗りと3/6人乗りというリアシートをたたむことで乗車人数を変えられる仕様と9人乗り。ワゴンタイプは10人乗り、コミューターは14人乗りとなっています。 個人ユースならワゴンを選びたくなりますが、ハイエースワゴンは10人乗りという事で装備もシートも簡素であり、幼稚園や旅館、または現場への送迎用に向いています。
ハイエースはどんな人が使っているのか?
ハイエースは業務用以外にはどんな方が使っているのでしょうか。 商用車としての人気はいうまでもありませんが、それ以外でのハイエースの人気はどこにあるのか。そしてどんな人が使っているのでしょうか? ●アウトドアを楽しむ人 アウトドアやキャンプブーム、そして車中泊ブームとなった現在、様々な車種で、車中泊に向いているか、キャンプ道具を積めるかが話題になっています。しかし、ハイエースバンの広さと拡張性にはかなう車種はそう簡単に見つからないでしょう。 例えばもっとも人気のあるハイエースバン「SUPER GL」の場合、室内長は何と3mもあります。 さらに「DX」のスーパーロングになると3.5mを超えてきます。他の乗用車ではミニバンがフルフラットにしても2mから2.4mぐらいですからその差は大きいですね。 これなら大人2人が就寝出来て、荷物もたくさん積めます。 室内寸法(室内長/室内幅/室内高) ・ヴォクシー 2,805mm/1,470mm/1,405mm ・ハイエーススーパーGⅬ(4ナンバー標準ルーフ) 3,000mm/1,520mm/1,320mm ●乗用車として使う人 ハイエースをレジャー目的ではなく、乗用車として利用する人も多くいます。理由は運転のしやすさと、乗用車に負けない装備と安全性能です。 運転のしやすさ ハイエースは見かけの大きさから運転が難しいのではと思う人もいますが、実は標準ボディなら車幅は1695mmで乗用車でいえば5ナンバーサイズなのです。 しかも最小回転半径は5.0m。ちなみにミニバンの「ヴォクシー」の最少回転半径は5.5mです。 そして商用バンであるハイエースはボディが前から後ろまでスクエアであることで車幅感覚が掴みやすく、駐車などもスムーズに行うことができます。 さらに、エンジンを前席の下に置くキャブオーバータイプのため、運転席が通常のクルマよりも高い位置にあるので見晴らしがよく、取り回しが良いのも特徴です。 装備と安全性能 スーパーGLでは、オプティトロンメーター、フルオートエアコン、シートはトリコット&合成皮革のダブルステッチで運転席・助手席振フルクライニングとなっています。 また、スーパーGLには、パワースライドドアがオプション設定されます。 そして安全装備はトヨタセーフティセンスが採用されており、商用バンとは思えない装備となっています。 さらに特別仕様車スーパーGL“DARK PRIME2”では、外装にダークメッキを施したフロントグリル、バックドアガーニッシュを特別装備。 内装には、ルーフ、ピラー、セパレーターバーにブラック色を採用するなど質感を向上させ、乗用車として不足ない内容となっています。