大宮のコワーキングスペース「7F」、12周年でトークイベント 振り返りも
大宮駅東口徒歩1分の場所にある「コワーキングスペース7F(ナナエフ)」(さいたま市大宮区宮町1、TEL 048-729-5197)で12月15日、12周年イベントが開催される。(大宮経済新聞) 【写真】10周年イベントの時の集合写真 2012(平成24)年12月1日に開設し、今年で12周年を迎えた同施設。運営するコミュニティコム社長の星野邦敏さんは「当時は『コワーキングスペース』と称する施設は埼玉県内にほとんど存在せず、世の中の認知度も低かったが、現在は全国で3000施設以上あるといわれており、いつのまにか国内の老舗施設の一つになった」と話す。 もともと都内でIT事業会社を経営していた星野さんは、東日本大震災による東北での復興支援を地元に戻ってきた人たちが取り組んでいる様子を見て、「自分は生まれ育った埼玉県さいたま市に何も貢献していない」と思い、会社を大宮に移して同施設を開いた。この12年間で、月額会員は累計1000人を超えており、多くの創業者や街の活性化に関わる人と接してきたという。 「コワーキングスペース業界を見てきて、12年前当時は創業支援や地域活性化の文脈が多かったが、その後に移住定住や関係人口増加のための対流拠点としての役割、さらにコロナ禍ではテレワーク普及からの働き方の変化による作業場所としての役割、そして最近はより共創やオープンイノベーションの役割になってきていると感じている。時代の移り変わりを見つつ、大宮という街に貢献できる施設として継続できれば」と話す。 イベントでは、当時を振り返るトークセッションや交流タイムなどを予定する。「いつも利用いただいている利用者の方はもちろん、久しぶりの人や興味はあったが来たことがなかった人も、この機会にぜひお越しいただければ」と参加を呼びかける。 開催時間は15時~17時(受付は14時30分~)。参加無料。事前申し込みは不要だが、「できれば、フェイスブックのイベントページに参加表明していただければ」と星野さん。
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