東ティモール住民投票から25年 国連事務総長ら式典参列
【ジャカルタ共同】東ティモール政府は30日、インドネシアからの独立を決めた1999年の住民投票から25年を迎え、首都ディリで記念式典を開いた。投票を管理した国連からグテレス事務総長らが参列した。 グテレス氏は住民投票前後に旧宗主国ポルトガルの首相を務めており、東ティモールへの経済支援を進め、投票の実現を国際社会へ働きかけた。功績を踏まえ、東ティモール議会は30日、グテレス氏に名誉市民権を付与した。 東ティモールはインドネシア軍の侵攻を受け76年に併合された。独立を経て現在は東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟の準備を進めている。