テレビ長崎

SNSを通じて知り合った人物とのやり取りで巧みに嘘を信じ込まされ、県内の70代の女性が荷物の手数料などの名目で現金約750万円をだまし取られる事件がありました。 警察によりますと、新上五島町の70代の女性は9月中旬ごろ、SNSのフェイスブックを通じ、オーストラリアに住む「亜由美政樹」を名乗る人物と知り合いました。 その人物は、「夫の遺産9億円を相続しているが、がんの手術費用が手元にない」「お金の入った箱を運送会社に預けているので代わりに受け取り送金してほしい」「お礼に箱の中の金を3割あげる」などとダイレクトメッセージ機能で女性に伝えました。 その後、運送会社「ロイヤルパス株式会社」を称するアカウントから、「税関での荷物の押収を防ぐため金を振り込んでほしい」と連絡があり、女性は荷物の手数料などの名目で9回に渡って（9月中旬～10月3日）あわせて約750万円を振り込み、金をだまし取られました。 警察は、SNSを利用して投資など儲け話を持ち掛ける詐欺事件が全国的に急増しているとして面識のない人から金を要求されても送金しないよう呼びかけています。