後半、流れを引き寄せた白鷗大

後半、流れを引き寄せた白鷗大が3年連続3回目の決勝進出

12月16日、「第75回全日本大学バスケットボール選手権大会」(インカレ2023)男子8日目、昨年準優勝の白鷗大(関東1位)と筑波大(関東7位)が準決勝で対戦。筑波大の47-46で迎えた3Q、白鷗大がわずかにリードすると4Q攻防で良さが出て84-76で勝利。白鷗大が3年連続3回目の決勝進出を決めた。 【写真6点】白鷗大×筑波大フォトギャラリーをチェック 男子は前週まででベスト4が決定。今日、明日のファイナル4は、オープンハウスアリーナ太田(群馬・太田市総合体育館)での開催となる。白鷗大は初戦となる2回戦で大阪産大(関東1位)に82-54の快勝。すると準々決勝では大東文化大(関東6位)を61-51で下して4強入りを果たした。一方、筑波大は1回戦で浜松学院大(東海3位)に71-60、2回戦・日本体育大(関東4位)には激戦の末75-73で競り勝ち、準々決勝では山梨学院大(関東9位)を73-58で下してファイナル4に駒を進めている。 試合は1Qからポイントの奪い合いに。筑波大はまずNo.19間山柊のフリースローで先取点を奪うと、No.34三谷桂司朗、No.19間山が3Pシュートを成功。わずかにリードを作ったが、続いては白鷗大の流れに。No.2脇真大が連続すると、No.45シソコ ドラマネのレイアップ。No.88佐藤涼成の連続3Pプレーで1点差に。ここからは一進一退の攻防となり、筑波大はNo.11横地聖真、No.6副島成翔とベンチの選手が得点するが、白鷗大はNo.8陳岡流羽らが得点。27-27のタイで1Qを終える。 2Qに入っても競り合いは続く。残り6分を切ったところで34-34、筑波大はここでシュートタッチがいいNo.34三谷がトップから3Pシュートを決めるとNo.19間山のフリースローで5点差に。それでも白鷗大はNo.4佐伯崚介、No.2脇、No.20根本大の得点ですぐ追いつく。さらに残り2分を切ってから、筑波大はNo.19間山が自身14得点目を奪うとNo.31小川敦也がスティールから速攻を成功。4点差を付けたが、白鷗大はNo.20根本の3Pシュートを決め、筑波大の47-46でハーフタイムを迎えた。 後半開始直後はアップテンポな展開が続く。筑波大はNo.2木林優がインサイドで強さを見せるが、白鷗大はNo.88佐藤、No.45ドラマネ、No.2脇の得点で初めてリードを握る。タイムアウトを取ってディフェンスを引き締めた筑波大はNo.2木林の3Pシュートで差を詰めるが、ターンオーバーも出てリードを奪い返せない。クォーター終盤、白鷗大はNo.25モンガ バンザ ジョエルのダンク、No.1福田健人のシュートで5点差を付ける。筑波大はすぐにNo.8陳岡、No.31小川が得点したが白鷗大が66-63取リードして3Qを終えた。 白鷗大は4Q開始からNo.25ジョエルを中心に、ディフェンス強度がさらにアップ。No.20根本、No.36ポーグ健の3Pシュートなどで74-63と一気に2桁リードを作る。逆転を狙う筑波大だが、オフェンスでいい形が作れない。白鷗大がじりじりと点差が広げていく。筑波大は4Q終盤に来てNo.31小川の3Pシュート、ダンクなどで確率よく得点。6点差まで積めたが、追い上げもここまで。白鷗大が3年連続3回目の決勝進出を決めた。 勝った白鷗大は明日の決勝(15:00ティップオフ)へ。このあと行われる東海大対専修大の勝者と対戦する。そして敗れた筑波大は同じく明日の3位決定戦(12:30ティップオフ)に進む。