サッカー=レアルが数的不利で逆転、暫定首位に ベリンガムが決勝弾
[バレンシア(スペイン) 3日 ロイター] - サッカーのスペイン1部は3日に1試合を行い、レアル・マドリードは敵地で退場者を出しながらもバレンシアに2─1で競り勝ち、暫定首位に浮上した。 前半27分に先制点を許したレアルは、後半序盤にPKを獲得して同点にするチャンスを得たが、ジュード・ベリンガムがポストに当ててしまい失敗。その直後にはキリアン・エムバペがネットを揺らしたがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)検証でオフサイド判定となりゴールは認められなかった。 さらには後半34分にビニシウス・ジュニオールが相手GKへの暴力行為で一発退場となり窮地に追い込まれたが、途中出場のルカ・モドリッチが同40分にベリンガムのスルーパスを受けて同点弾を決めると、アディショナルタイム5分にはベリンガムが決勝点を奪った。 レアルのカルロ・アンチェロッティ監督は記者団に対し、「PK失敗は(ベリンガムの)さらなる奮起につながった。彼にしかできないプレーを数分間で見せてくれた。ゴールはプレー内容にふさわしい成果だ」と勝利を決定付けたベリンガムを称賛した。 レアルはこの勝利で勝ち点を43に伸ばし、1試合消化の少ないアトレチコ・マドリードに2ポイント差の暫定首位に浮上した。