FA宣言の阪神・大山悠輔&原口文仁へ「優勝に向け一緒にやってもらいたい」嶌村聡球団本部長がラブコール
フリーエージェント(FA)権宣言選手の所属球団以外との交渉が15日、解禁となった。大山悠輔(29)、原口文仁(32)両内野手がFA宣言した阪神は嶌村聡球団本部長(57)が高知・安芸タイガース球場で取材対応し、改めてラブコールを送った。 球団としての思いは伝えてきた。FA宣言選手の他球団との交渉解禁日。嶌村球団本部長は大山、原口の意思を尊重しながら、信じて、待つ。 「何回も言っているように、こちらの思いとか気持ちとか意思というのは伝わっているだろうし、今後も伝えたいというのもある」 大山に対し、球団は今季の年俸2億8000万円から大幅増の4年総額16億円規模を提示して誠意を見せてきた。ただし、主砲は「他球団の評価を聞きたい」と宣言。巨人は5年総額20億円と虎を上回る大型契約を用意している。大山を巡るTG争奪戦は始まっている。功労者の原口に対しても、西武が興味を示していることが判明した。 FA宣言されれば、ボールは阪神の陣地にない。マネーゲームでは厳しい戦いになる。どちらの選手が抜けても、藤川監督のもとで覇権奪還を狙うチームには痛手だ。 「私としては残ってもらいたいというのが重々あります。大山くん、原口くんには来年優勝するために、優勝に向けて一緒になってやってもらいたいというのは改めて申し上げたい」 大山は代理人を用意しているため、直接交渉は難しくなった。巨人の出方も分からない。形勢不利は否めない。阪神に残ってほしいという熱意だけ-。来年もタテジマのユニホームで躍動する2人を見るために、ラブコールを送り続けていく。