FA補強の”超目玉”に…争奪戦で移籍したFA戦士(2)「補償不要」のCランクが”大人気”
プロ野球は、オフシーズンに毎年フリーエージェント(FA)移籍が大きな注目を集める。昨オフも西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断したが、移籍先の球団以外にも、複数球団が獲得に乗り出していた。ここでは、争奪戦の末に移籍したFA戦士を紹介したい。
中田賢一
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/84kg ・生年月日:1982年5月11日 ・経歴:福岡・八幡高 - 北九州市立大 ・ドラフト:2004年ドラフト2巡目 FA宣言時は補償が不要なCランクかつ実績のある先発投手ということもあり、複数球団の争奪戦になった中田賢一。FA移籍初年度には2桁勝利を挙げるなど、期待に応える活躍を見せた。 2004年ドラフト2巡目で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーから開幕ローテーション入りし、8勝をマーク。 2007年には28試合(170回1/3)を投げ14勝8敗、防御率3.59の好成績を残すと、翌2008年も7勝を挙げるなど、その後も先発投手として活躍を続けた。 2013年は中継ぎに配置転換となったが、40試合登板で4勝6敗15ホールド、防御率3.40とまずまずの数字を記録。同年オフに国内FA権を行使すると、複数球団(ソフトバンク、阪神、ヤクルト)が獲得に乗り出し、争奪戦の末、福岡ソフトバンクホークスへ移籍した。 移籍初年度から先発の一角を担い、2桁11勝をマーク。翌2015年も9勝を挙げるなど、移籍後も変わらぬ存在感を放った。
ベースボールチャンネル編集部