月裏側の土壌、中国探査機が地球に持ち帰る-世界初
(ブルームバーグ): 中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)6号」が25日、月の裏側で採取した土壌試料を世界で初めて地球に持ち帰った。
国営メディアのビデオストリームによると、月探査を終えた嫦娥6号は現地時間午後2時(日本時間同3時)ごろ、内モンゴル自治区の草原地帯に着陸した。
太陽系最古の衝突クレーターの一つで月の裏側にある「南極エイトケン盆地」で約2キログラムの土壌試料を採取し、地球に帰還することが嫦娥6号のミッションだった。
中国は2019年、「嫦娥4号」を打ち上げ、世界で初めて月裏側での着陸に成功させていた。米航空宇宙局(NASA)は米国の宇宙船による月探査を支援する計画。
原題:China’s Spacecraft Completes Historic Mission to Moon’s Far Side (抜粋)
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Bruce Einhorn