【オートレース】荒尾聡が大会連覇「伊勢崎のファンは熱い。地元みたいでありがたい」/伊勢崎
<伊勢崎オート:日刊スポーツ杯稲妻賞>◇G2◇最終日◇9日 ナイター開催の最終日12Rで優勝戦が8周回、0、10メートルのハンデ戦で争われた。荒尾聡(42=飯塚)が2周3角で先頭に立って押し切り、大会連覇で初制覇でG2は11度目、通算では74度目の優勝を飾った。2着は早川清太郎、3着は中村雅人、1番人気の青山周平は4着だった。 荒尾聡の懸命な整備が実った。そして、ライディングテクニックのすごさもまざまざと見せつけられた。スタート速攻で2周3角で先頭に立つと、まずは青山周平が襲いかかる。そしてそこを何とかこらえたら、外から内から中村雅人が揺さぶりをかける。そして最後は早川清太郎。荒尾の隙をうかがうが、荒尾は競走車を内に外に縦横無尽に操って耐え切ってトップでゴールした。 ゴール後、まずはともに戦った選手たちのところへと直行。「ペースを上げれる自信もなくて、ああいう(後続を抑える)レースになってしまった。何人かに迷惑をかけてしまった。そこは反省したいと思います」と、口にした。 ただ整備で競走車は仕上がっていた。「今節一番で試走は久々にすごく手応えが良かった。ただ、スタートラインついて、あれ? って感じはあったけど。ま、それでもそんな悪くはなかった。(整備の)手を動かした成果? そうですね」競走車の整備にずっと向き合った結果、正解を導きだして稲妻賞連覇を決めた。 そして詰めかけた伊勢崎のファンにも感謝しきりだ。「伊勢崎のファンの皆さんは最高です。ありがとうございます、(所属は)飯塚なんですけど遠征で来ているにもかかわらずこんなにたくさんのお客さんに残って頂き本当にうれしいです。伊勢崎、大好きなんで、ぜひこれからも応援よろしくお願いします。伊勢崎のファンの人々は本当に熱い。地元みたい。本当にありがたい」とファンの声援を力に勝てたことを素直に喜んだ。 次走は16日からの飯塚普通開催。「また頑張りましょう。次、次が大事。凡走しないように頑張ります」次の地元戦へ向け、気合を入れ直した。