親が骨折で入院することに! 病院から「大部屋が満室だから、個室に入院してほしい」と言われたけど“差額ベッド代”はかかる? 病院都合なら支払い不要なの?
急な入院の時ほど冷静な判断が重要
特別療養環境室は、プライバシーが確保されているのでストレスが少なくないといったメリットがありますが、費用がかかってしまうのがデメリットです。 費用がかかることを理由に、できれば大部屋で入院したいという人は多いかもしれません。しかし、事例のように、病院都合で特別療養環境室に入院することになるケースも考えられます。 入院の際は費用面が気になるところですが、病院側から特別療養環境室のサービスや料金についての説明がなされ、患者が同意書にサインすることで、初めて差額ベッド代の請求が可能になります。 骨折や病気などで病院に行く場合は、急を要するだけでなく、精神的にも集中できないことも予想されます。しかし、そのような時ほど冷静な判断が必要です。 説明がないまま同意書にサインをしてしまうトラブルもあるようなので、入院する際は特別療養環境室についての説明を必ず受け、納得したうえで入院するようにしましょう。 出典 厚生労働省「「療担規則及び薬担規則並びに療担基準に基づき厚生労働大臣が定める掲示事項等」及び「保険外併用療養費に係る厚生労働大臣が定める医薬品等」の実施上の留意事項について」の一部改正について 厚生労働省 中央社会保険医療協議会 総会(第591回)資料 主な選定療養に係る報告状況 厚生労働省「療養の給付と直接関係ないサービス等の取扱いについて」の一部改正について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部