小池都知事が記者会見5月22日(全文3完)9月入学は子供の意見も聞くべき
持っている資産を有効活用して取り組む
ですから、この間に1日の陽性者数が100人、200人単位であったときっていうのは、本当に皆さん、それぞれ大変な思いをして、ようやくここまでこれたということでございますが、そういったことを連携しながら、都の持てる、またそれぞれの区や市が持っている資産を有効に活用して取り組んでいくというのが今回までの経験を通じて得た知見だというふうに考えております。じゃあ、すいません、ラストでお願いします。
専門家が9月入学に懸念示すが、どう考える?
時事通信:時事通信の斉藤です。お願いします。9月入学のことについてお聞きします。今日、日本教育学会が9月入学について国際化の効果は限定的で現場で大変な混乱が起きると懸念する内容を国への提言としてまとめて提出するとのことです。こうした専門家の意見に対して小池知事はどのようにお考えなのかお伝えいただければと思います。 小池:9月入学についてはまず1番目に今、入学したけれども、または新しい学期が始まったけれども、この間、学校での学びができていないという、まずその問題が1つあるのが一番、目の前の問題ではないかと思います。 それから9月入学の導入っていうのはこれまでも何度かトライをされてきたところでありますけれども、それは教育だけの問題ではなくて社会システム全体に関わってくる問題でございます。それだけに大きな視点での検討が必要ではないかと思います。 今、まず国にはコロナ後の社会の在り方を見据えながら幅広い見地からの検討を進めていただければと思いますし、また、早期に判断をできるように、いろいろな方々の意見を聞きながら、それから、欠けているのが子供の意見だと思いますので、子供にもちょっと意見を聞いてみて、聞き方はいろいろかとは思いますけれども、9月入学という、急にまた再び出てきたテーマに対して議論をして行っていくべきではないかなというふうに思っております。以上です。 司会:東京都からご案内申し上げます。東京都からご案内を申し上げます。定例記者会見はただ今、終了いたしました。定例記者会見はただ今、終了いたしました。このあとの予定につきまして、後ほど担当から説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 (完)【書き起こし】小池都知事が記者会見5月22日