小池都知事が記者会見5月22日(全文3完)9月入学は子供の意見も聞くべき
クラスター対策はどう改善してきたのか
Business Insider Japan:それを踏まえて質問なんですけれども、医療体制の整備と今後の、ないことに越したことはないですけれども、第2波が来るかもしれないということに対する備えということでいろいろされているかと思うんですけれども、その中で保健局の体制について、西浦先生も新たなクラスター対策と称しまして、ちょっとクラスター対策をもうちょっとやっていこうみたいな方針を以前示されていたかと思うんですけれども、3月の末からこれまでの間に都の保健局のクラスター対策の体制であったり、やり方といったものをどういった改善をされてきたのかということを知事の声でお願いいたします。 小池:ご質問は保健所のことですか。それとも東京都庁の福祉保健局の話ですか。どっちですか。 Business Insider Japan:保健所のほうで。 小池:保健所は23区は基本的には区の担当でいらっしゃいます。そこで人のやりくりなどを区が工夫しておられるということです。そしてその体制を強化するという点で今回、途中から東京都庁の職員なども派遣させていただいてお手伝いできるところはしてきたということであります。 これについては今後、第2波が起こったときに何をすべきかっていうのを、これまでの1月、2月、3月ずっと対応してきたわけでございますけれども、いろいろなプラスの点、それからここはもっと反省しなければならないとか、今それらを精査しながら次の第2波に備えるべく、組織であったり、それから病床の確保のときのやり方であったり、それから検査の方々がすぐ受けられるようにするためにはどうすればいいのかなどなど、総合的にあらためて見直すことによって、そしてまたクラスターという疫学的な調査についての方法についても、今回いろいろ現場である保健所の皆さんは大変ご苦労されていた、これについてもさまざま工夫をしながら保健の専門の方々の特性を生かし、また生かしつつもどうやってクラスターが起こったのかっていうのを探っていく。実は今回、警視庁のOBの皆さんにご協力いただいて、そしてこれまでのどういう履歴、行動履歴であったのかなど、調査をしていただくのにもご協力を賜ったということであります。