【MotoGP】「オランダのバニャイヤは別レベル」スプリント2位のマルティン、今回は白旗? 路温次第ではタイヤでチャンスも
TTサーキット・アッセンで開催されているMotoGP第8戦オランダGP。2日目に行なわれたスプリントレースは、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が2秒以上の差をつけるポール・トゥ・ウィンで完勝した。 【リザルト】MotoGP第8戦オランダGP スプリントレース結果 一方でタイトル争いをリードしているホルヘ・マルティン(プラマック)は、2番グリッドから2位フィニッシュ。ランキング2番手のバニャイヤに、3ポイント接近を許す結果になった。 マルティンはオランダGPにおいては、バニャイヤが別レベルの強さを発揮していると指摘。そのため、スプリントレースで3ポイントの接近に抑えられたことはむしろ評価すべきだと考えている。 「あの金曜日の後で、表彰台に今日上れるとは予想していなかったよ」 マルティンはスプリントレース後にそう語った。 「とてもハードに取り組んでいたけど、ペッコはまだ別レベルにあるみたいだ。僕も彼についていこうとしたんだけど、ハードのフロントタイヤでは良いフィーリングがなかった。最終的にはなんとかなったけど、最大限に活かせてはいなかった」 「凄く速いレースになっていて、週末を通じてこんなペースはなかった。僕としてもペース維持のために相当プッシュしなくてはならなかったよ。かなり大変だろうけど、明日も表彰台を獲得できるといいね」 マルティンはスプリントレースで路面温度が高くなっていたことから、本来使いたかったソフトタイヤを使えなかったとも語っている。そして、それ以外にもターン2の改善が必須だと語った。 「路面温度が51度だというから、(ソフトタイヤは)無理だと判断してハードを使わなきゃいけなかった。でも全く快適に感じられていなかった」 「フロントがかなり危うい瞬間が何度もあった。それにターン2ではもっと改善しなくちゃいけないと思う。あそこのペッコの走りは信じられないほどなんだ」 「そこが僕の弱点になっている。残りの部分はいいけど、そのコーナーでの改善は必須だ」 なおマルティンは予選中のスロー走行でライバルを妨害したとされ、オランダGP決勝レースでは3グリッド降格のペナルティが決定。5番手からレースに臨むことになった。
Matteo Nugnes