早期のMMAデビューを表明のケイド・ルオトロ「目標はONEのグラップリングとMMAのダブル王者」【ONE】
アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」のライト級(77.1kg)サブミッション・グラップリング 世界王者のケイド・ルオトロ(米国/Atos)が1月28日、MMAデビューへの青写真を明かした。 ルオトロはONEの2019年10月以来の日本大会となる「ONE 165: Superlek vs. Takeru」(1月28日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPVにて国内独占生中継)でトミー・ランガカー(ノルウェー/Wulfing Academy)を相手に3度目の防衛戦に臨んだ。試合はダースチョーク、腕十字などであわや一本の場面を作ったルオトロが3-0の判定で勝利を収めた。 ルオトロは試合後のリング上のインタビューで「最初のダースチョークで焦って腕が疲れてしまった。でも今回は何回かサブミッションができて、前回よりましだった。12年ぶりの日本でしたが、日本を愛しています。トミー選手は素晴らしい選手。特に驚くことはなかったが、最初のダースチョークで力を使い切ってしまい、今回の反省点はそれですかね。(5万ドルボーナスに)仕事を楽しんでいれば、仕事だと思わないから。つい最近コスタリカで合宿をしていたんですが、一番大きな魚を釣れて、ここで試合ができて幸せです」と語った。
また試合後の会見では、大会当日の試合直前になって対戦相手が欠場となった青木真也の対戦相手に名乗りを挙げたことがチャトリ・シットヨートンCEOから明かされたルオトロ。青木相手のMMAデビュー戦とタイトル戦の2連戦も辞さずの構えだったが、青木戦でカットなどがあった場合、タイトル戦が行えなくなるため、このプランは幻に終わった。 これについては「僕は自分に自信があって、両方できると信じていた。別に青木さんと試合をしたいわけではなかったが、今日のイベントを救うためにやりたかった」と語った。 そしてMMAデビューについては「MMAデビューは110%の自信を持って、今年やります。3月から5月にはやりたいと思う。私は真の格闘家だと思っている。柔術ではさまざまなルールに縛られていて、MMAをやったらもっと自分のことを出せると思う。皆さん、期待してください」と早々にMMAデビュー戦を行いたい意向を示した。 戦いたい選手については「具体的な希望はないが、とにかくデビュー戦をしたい。私の目標はONEチャンピオンシップのグラップリングとMMAのダブル王者」と目標を掲げた。