哀愁漂う「江差追分」披露 日本一目指し全国大会
哀愁漂う旋律で知られる北海道の民謡「江差追分」の第60回全国大会の決選会が22日、北海道江差町で開かれた。参加者は日本一の歌い手を目指し、尺八の伴奏と「ソイッ」というかけ声に合わせ、情感を込めた伸びやかな節回しを披露した。 6~90歳の340人が20日から3日間、少年、一般、熟年の3部門に分かれて競った。 中学生以下の少年の部で優勝した北海道千歳市、中学1年近藤佳星さん(13)は「ずっと夢見ていたのでうれしい」と満面の笑みだった。一般の部は札幌市の介護士内村義徳さん(42)が、熟年の部は札幌市の自営業佐藤美枝子さん(72)が優勝した。