TXの全車両に防犯カメラ設置 2025年3月 整備完了予定
列車内のセキュリティー強化や犯罪抑止を狙い、つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道(東京)は、TX車両内に防犯カメラの導入を始めた。TXの全車両が対象で、19日から順次導入され、2025年3月までに整備を完了する予定。 防犯カメラは1両につき4台設置する。車内の映像をリアルタイムで確認でき、乗客から通報があった場合に総合指令所で映像を確認し、車内の状況把握や関係部署との連携など迅速な対応につなげる。 同社では、2020年から運行が始まった「TX-3000系」には車内を録画するタイプの防犯カメラが設置されているが、他の車両には設置していなかった。列車内の安全性向上を図ろうと、全車両への設置を決めた。3000系の防犯カメラも新しいものに取り換える。 茨城県つくばみらい市筒戸のTX総合基地で20日、取り付け作業が報道陣に公開され、同社の作業員が蛍光灯と一体型の防犯カメラの設置や「防犯カメラ作動中」と書かれたステッカーの貼り付けなどを行った。 同社の担当者は「車内の犯罪や迷惑行為といったトラブルの抑止力になることを期待している」と話した。
茨城新聞社