オイシックス目黒宏也、初登板初先発で初勝利 オリックスに５回２失点「期待以上」監督
＜2軍交流戦：オイシックス5－3オリックス＞◇15日◇ 新潟みどり森 オイシックスの大卒ルーキー左腕、目黒宏也投手（22＝新潟医療福祉大）が、初登板初先発で初白星をつかんだ。オリックス打線を相手に5回を5安打2失点。長岡商時代のチームメートや恩師、母親がスタンドから見守る中、力強くプロでの第1歩を踏み出した。 歯を食いしばりながら87球に全力を込めた。開幕直前に左手小指を骨折し、シーズンインから約2カ月遅れのデビュー。不安はあったが、味方打線が3回までに4点を援護してくれ、肩の力を抜けた。「打者一巡くらいで、と言われていたけれど、序盤はしっかり抑えられた」。5回に1死から3連打を浴びて2点を失ったが、4回までは得点圏に走者を許しながらもホームは踏ませず。流れを渡さない力投だった。 橋上秀樹監督（58）は「期待以上。目黒に尽きる」とたたえ、先発ローテに組み込む意向を明かした。「勝ち投手は考えていなかった」と無心の投球に徹した目黒が、チームを勝利に導いた。
