Z世代のTikToker、MINAMIと『ブルー きみは大丈夫』ケイリー・フレミングのスペシャル対談裏側に密着!
子どものころに一緒に遊んだ“空想の友達”が大人になったいまでも、そばで見守っているとしたら…。心に深い傷を抱える少女ビーが子どもにしか見えないモフモフな生き物ブルーたちと出会い、冒険を繰り広げる『ブルー きみは大丈夫』(6月14日公開)。「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズと「クワイエット・プレイス」シリーズのジョン・クラシンスキー監督がタッグした本作で、主人公の少女ビーを演じたのは「ウォーキング・デッド」シリーズのジュディス役で注目を集めたケイリー・フレミング。 【写真を見る】『ブルー きみは大丈夫』は「ダルーいくらいよかった!」MINAMIがお気に入りの“イマジナリーフレンド”は? 6月1日に開催されたジャパンプレミアには、日本語吹替版でブルーの声優を務めた宮田俊哉とビー役の稲垣来泉と共にレッドカーペットに出席したフレミング。ピンクのミニドレス姿で登場し、キュートな笑顔でファンを魅了した。今回が初来日となったハリウッドの若手スター女優のフレミングとTikToker、YouTuberとして活躍しZ世代に圧倒的な人気を誇るMINAMIの対談が実現。MOVIE WLAKER PRESSでは、「みなみチャンネル」での2人の対談風景を動画撮影する現場に密着し、17歳同士のざっくばらんな楽しいおしゃべりの様子をお届け! ■2人の共通点がたくさん!ダンスと音楽と甘いものが大好き 映画鑑賞後にレッドカーペットの模様もチェックしたというMINAMIは「映画のなかにいたビーちゃんが目の前にいることに不思議な感じがしました」とニッコリ。「緊張はあまりしないタイプ」というMINAMIだったが、「映画で観た人がレッドカーペットにいるのも不思議だったけれど、その人に今度は自分が会えるなんて。不思議すぎて状況がよくわかりません!」と少々困惑気味ながらも、スターとの対面にウキウキ。「メイクやファッション、趣味とかも訊いてみたいし、映画の感想も直接伝えたいです!」と目を輝かせた。 「Hi!」と手を振りながら部屋に入ってくるフレミングの姿に「めちゃくちゃかわいい!」と大興奮のMINAMI。お互いにちょっぴり恥ずかしそうに握手を交わしてから、17歳同士のおしゃべりがスタートした。対談はMINAMIがフレミングに訊きたいことを質問していく形で進行。「映画ではケイリーちゃんのお芝居に引き込まれました。レッドカーペットではすごく明るくてかわいくて。そのギャップに心が打たれました」と伝えたMINAMIがおしゃべりはあまり得意ではなく、ちょっぴり人見知りなうえにかわいいフレミングを前にして「うまくお話できるかわからないけれど…」と切りだすと、「Me,too!(私も!)」と早くも共通点を見つけ盛り上がる2人。冒頭から何度も「かわいい」と口にするMINAMIに対し、フレミングから「MINAMIちゃんのメイクもとてもかわいい!キャンバスがいいから似合うのね」の褒め言葉が。「うれしーーーー!!!」と全身で喜ぶMINAMIの姿を見つめるフレミングも弾ける笑顔を見せていた。 趣味を訊かれたフレミングは1歳のころからダンスをやっていると明かす。音楽も大好きで「一番好きなのはテイラー・スウィフト。最近、日本でも公演があったのを知っています。彼女は私のロールモデルの1人。お手本のような方です。自分の感情にぴったりの曲がたくさんあって、すごく好き。私が好きなものは演技とダンスと音楽と甘いもの!」と好きなものを語りだして、テンションが上がっていく。同じく甘いもの、そして辛いものも大好物だというMINAMIが「辛いかもしれないけれど、辛ラーメンがおすすめ。ぜひ食べてみて!」とおすすめすると、「スパイシーなものも大好きなの!」と大興奮のフレミング。レッドカーペットでも来日してラーメンを食べたことを明かしていたフレミングだったが、そのラーメンはつけ麺だった模様。「めちゃめちゃ辛かったけれど、めちゃくちゃおいしかった!」と好きな食べ物にも共通点が見つかり、会話は大盛り上がり。 ■ケイリー・フレミングのハッピーオーラの秘密は? この日の対談は通訳を介して行われた。「勉強して英語を話せるようになったら、今度はケイリーちゃんと英語で話がしたい」と伝えたMINAMIに対し、フレミングも来日して「日本語が話せたら…」と思うことが何度もあったと大きく頷きつつ、「英語でも、言いたいことははっきりしているのに、うまく言葉に表現できないことがありますし…」と伝えることの難しさを語る場面もあった。MINAMIはフレミングから滲みでるハッピーな表情や動きが大好きだという。「ケイリーちゃんのようになるにはなにをしたらいいの?」とのMINAMIの質問にフレミングは「どんな状況でもポジティブなポイントを見つけること。見つけることが難しい時もあるけれど、どんなにネガティブな状況でも一番べストなものを見つけるようにしています!」とハッピーオーラの秘訣を明かした。 アメリカの17歳のメイク事情に興味津々のMINAMI。「アメリカのメイクに挑戦したいけれど、土台が違うから…」と遠慮気味に話すMINAMIに、「アメリカのメイクも全然イケると思います!」と返したフレミング。プロムに参加したばかりでメイクに興味が出てきたというフレミングは「私はニキビを隠して、眉毛をちょっと足すくらいしかやらなかったけれど、メイクって自己表現の一つだから、メイクをするのも人がしているのを見るのも好きです。イベントそのものよりも準備している時間が実は楽しかったりするし(笑)」とニコニコ。準備の時間が楽しいと言いつつも、出かける10分前まで寝ていたいタイプのフレミングは「アラームを10個くらい置いているけれど、10個目でやっと起きるの」と苦笑い。しかし、これも2人の共通点だったようで「私は1分ごとに目覚ましをかけているけれど、最後のアラームじゃないと起きられない!いつも眠いし、ずっと寝ていたい…」とコメントしたMINAMI。しかし、メイクも手を抜きたくないそうで「毎朝、急いでメイクしてます!」と急いでメイクをする様子をジェスチャーするなど、すっかりリラックスムードでのおしゃべりが続いた。 興味のあるファッションについては「ドラマ『ゴシップガール』に出てくるセリーナのファッションが好きです。『ブルー』でカルを演じていたライアンの奥さん、ブレイク・ライブリーがやっていた役で、すごくかわいいからチェックしてみて!」とおすすめしたフレミング。今回の来日で原宿にも足を運んだそうで、「みんなファッションがかわいいです。自分らしさのあるスタイルで見ているだけでおもしろかったです」とも話していた。 「映画の見どころとメッセージを!」というMINAMIのリクエストに「年齢問わずたくさんの方に楽しんでいただける映画です。大人になることを怖がる必要はない、人は1人ではないということを学びました。すてきな映画なのでぜひ、ぜひ映画館でご覧ください!」と呼びかけたフレミング。対談終盤には、MINAMIが自身のインスタやTikTokを紹介し、それを見たフレミングが写真のポーズや気になるダンスを踊ってみるなど、すっかり打ち解けた様子で盛り上がっていた。 ■「私にもイマジナリーフレンドがいたかもしれない」(MINAMI) 映画では「子どもじゃない」と背伸びをしているビーだが、実際のフレミングは「とにかくかわいくて明るくて、魅力的。ビーをやっていた人とは思えないほどギャップがありました」とMINAMIが対談での印象を語る。 映画については「内容はものすごくすてきですし、スッと内容が頭に入ってくるところがよかったです。深い物語なのに、わかりやすくて楽しいです。誰かと一緒に行けば、観たあとに会話が弾むだろうし、レッドカーペットで宮田(俊哉)さんが『観る人によって感想は変わる作品』ってコメントしてたように、本当にそうだと思いました。モフモフ、ふわふわな気持ちになれる映画です!」とお気に入りの様子。ビーにも共感するところがあったようで、「私も、自分のことを“もう大人”って言ったりするし、逆に“まだ子ども”って言ったりすることもあります。場合によって使い分けています(笑)。ビーに共感するところはたくさんありました。私にもイマジナリーフレンド(子ども時代の空想の友だち)がいたのかな、いたらいいなとは思っています。いまは忘れているだけなのかもしれないけれど、映画を観て“私にもいたのかな?”と考えました。物語に影響されやすいタイプなので、そう思ったのかもしれないけれど…」と照れ笑い。 劇中に登場したイマジナリーフレンドは「みんなかわいい!」と話したMINAMIのお気に入りは「スーパーマンの恰好をしているワンちゃん、スーパードッグとスポーツスタイルのバナナとロボット。もちろんブルーも大好き!」と語った。普段、あまり映画を観ないというMINAMIはアニメが好きで、観るのはアニメ映画が多いという。「私は落ち着きがないせいもあって(笑)、家で映画を観ていてもほかのことが気になりだしちゃうんです。でも、この映画はあっという間に終わってしまって、ほかのことに気が行く暇がありませんでした。映画館ならより集中できると思うし、この映画なら私は家で観ても、スマホで観ても、どこで観ても物語に集中すると思います。それくらい惹き込まれました。試写で観たあと、感動してソッコー、ママと妹にLINEしました。マジでいいから!って」と大絶賛。 家族はもちろん、友だちにもすでにオススメし始めているというMINAMI。「本当にモフモフして、心が温かくなる映画です。かわいいキャラクターもいっぱいいるし、めっちゃいい話なのもポイント。ギャルがよく『ダルいくらいいい』っていう言葉を使うんですけど、本当に、ダルーいくらいよかった(笑)!ギャルにはこれで通じるはずです。思わず気が抜けちゃうくらい圧倒されるいい話なので、みんな本当に観てほしいです!」と若者らしい言葉で締めた。 取材・文/タナカシノブ