NYで一攫千金を地で行く話 マグネット釣りで10万ドル
ニューヨーク、ニューヨーク州、6月5日 (AP) ― ジェームズ・ケインさんは、ニューヨーク市内の水路や池からマグネットフィッシングで釣り上げた獲物を、YouTubeやTikTok、インスタグラムに投稿していた。 これまでに釣り上げた獲物といえば自転車、銃、手投げ弾、宝石などありとあらゆるガラクタだったが、5月31日に100ドル札の束が入った金庫を釣り上げたときは、まさに一攫千金を地で行く気持ちだったという。 ケインさんがニューヨークのフラッシング・メドウズにある池から、金庫を釣り上げたとき、バービ・アゴスティーニさん(39歳)がその様子を撮影していたが、ケインさんが取り出した金庫の中身をみたときは、「オーマイゴッド」の言葉しか出なかったという。 バービさんが見たのは、紙幣に印刷されているベンジャミン・フランクリンの肖像で、5万ドルの札束が2つで10万ドルだった。 2人はこのことを警察に報告したが、警察は犯罪の証拠はないということで、「拾った者に権利がある」ことになった。 2人はワシントンの印刷局にお金を持って行って、換金するつもりだという。 マグネットフィッシングは近年密かなブームを呼んでいる。必要なのは強力な磁石とロープ、それに獲物を釣る池や川。 4月には南部のニューオーリンズで、ダンベルに鎖で繋がれた頭蓋骨が釣れ、ジョージア州では9年前に殺害されたカップルの所有物とライフルが釣れたという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)