平日アルコール販売は2時間だけ ロシア知事方針「酒で地域が死滅」
平日の酒販売は2時間だけ――。ロシア北西部ボログダ州のフィリモノフ知事は10月29日、平日の酒販売を正午~午後2時に限定する規制案を発表した。ロシア下院議員が全国に広げるべきだとの考えを表明するなど、大きな議論となっている。 【写真】違法アルコールで大量中毒死 ロシア、過去には偽ローションで死者も ロシアでは、酒の販売は午前8時~午後11時に認められている。州議会が規制強化に賛成すれば、来年3月から実施される。土日と休日の販売時間は変わらない。 フィリモノフ氏は「過去1年間で州の人口が7500人減った。勤労世代の死因は71%が酒に関連する」と飲酒の弊害を強調。「ボログダとロシア北部が死滅しつつある」とまで訴えた。
朝日新聞社