同年代の家庭はどのくらいの金融資産を保有しているの? 世論調査に見る平均像とは?
借入金の平均は1496万円(二人以上の世帯)
借入金がある世帯について、世帯主の年齢別にまとめたものが、図表4です。借入金がある世帯の平均は、「二人以上の世帯」で1496万円、「単身世帯」で346万円と、両者に大きな差があります。 また、借入金がない世帯は統計に含みませんが、その割合は「二人以上の世帯」で80.6%(約8割)、「単身世帯」で87.4%(約9割)となっており、借入金がある世帯は明らかに少数派となっています。
出典:金融広報中央委員会 知るぽると「令和5年(2003年) 家計の金融行動に関する世論調査」より筆者作成
まとめ
ひとつの事例として、退職が想定される60歳代(二人以上の世帯)の平均像は、2588万円の金融資産を保有し、1099万円の借入金がある世帯となります。 この金額はあくまでも平均額ですので、参考程度にとどめておくことを推奨します。世の中には平均額の数倍、数十倍、それ以上の金融資産を保有している人も多数ありますので、平均額を上回るなどの影響が生じる傾向があります。 それぞれの家族構成や将来的なライフイベントを考慮したうえで、あまり背伸びすることのない計画を考えてみましょう。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 令和5年(2023年) 家計の金融行動に関する世論調査 執筆者:高橋庸夫 ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部