「食品は保存のきく物を」「衣類は控えて」被災地で必要なもの、”困る”もの 長期支援呼びかけ 沖縄北部豪雨
北部豪雨から1週間余り。被災地には多くの物資が届けられている。個人が交流サイト(SNS)を通し呼びかけたことも影響し、国頭村にはおにぎりやパンなどの消費期限の短い食品が提供された。中には「食べきるのに困る」場合もあり、村は食品ではレトルト食品やカップ麺など保存のきく物を求めている。 【写真】「来月どころか来年の収入もゼロ」 農家に大きな被害
またホームページを通し、衣料品の提供は「必要な物を整理した上で知らせるので、理解していただきたい」と控えるよう伝えている。必要以上の物資が届き、さばききれないのが理由だ。 このような状況は今年1月に発生した能登半島地震など、ほかの被災地でも起こっている。石川県では、仕分けや配送に人手を割けず、必要数の把握が難しいのを理由に、突然の訪問や個人での物資提供を控えるよう強く呼びかけた時期もあった。 泥やがれきの除去が一通り済んだとしても、家財や生活の糧を奪われた住民の生活再建は始まったばかりだ。国頭、大宜味、東の3村はホームページで、ふるさと納税を募り、長期的支援を呼びかけている。被害の大きい国頭村比地区に関しては、同区の銀行口座への振り込みも募集している。
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