"ジャンル特化型角打ち"が増えている! 空港で買える「日本酒一合缶」とは
『平和どぶろく兜町醸造所』@茅場町
ブルワリースタイルでどぶろくの魅力を存分に味わう とろりとした飲み口にプチプチとした食感。今、にわかに注目を集めている「どぶろく」をカジュアルに味わえるのが『平和どぶろく兜町醸造所』だ。 「醸造所」の名の通り、ここで提供されるのは"できたて"のどぶろく。いわば、どぶろくのブルワリーだ。 「どぶろくは日本酒造りの工程で濾過をしていないお酒です。米の旨みや甘みが楽しめるのが特徴です」(醸造家 佐々木さん)。 兜町醸造どぶろく(すべて120ml)プレーン850円、小豆950円、黒ごま(本日の限定)950円 ここは清酒「紀土」で知られる和歌山の『平和酒造』が新業態として展開しているお店。「日本酒の魅力を幅広い世代に知っていただくのが目的です。お店でどぶろくを初めて飲んだ方も多いですね」(佐々木さん)。 日本酒よりも酒造りの自由度が高いのもポイントで、小豆や黒豆を組み合わせたもの、期間限定のものなど、バラエティ豊かなどぶろくが揃う。 これらはすべてこちらの店で醸造したもので、注文すると寸胴鍋から注いでくれるのもうれしい。おいしさと楽しさであれもこれもとついお代わりしたくなる。 [住所]東京都中央区日本橋兜町8-5KITOKI1階 [電話]03-6264-9457 [営業時間]13時~22時半、土12時~22時半、日・連休最終日12時~21時※それぞれLOは物販・フード/営業終了30分前、ドリンク/営業終了15分前 [休日]無休 [交通]地下鉄東西線ほか茅場町駅11番出口から徒歩1分、都営浅草線ほか日本橋駅D4出口から徒歩6分
『PRIMESAKETokyoHanedaAirport(プライムサケトウキョウハネダエアポート)』@羽田空港
空港で角打ち!スペシャリティな日本酒を味わえ 羽田空港第3ターミナル国際線出発ロビー。その一角にこの3月、角打ち付き日本酒一合缶専門店がオープンした。 一合缶。といっても、いわゆるワンカップとは違う。『PRIMESAKE』は、世界に日本酒とその文化を発信するために誕生した新しいブランド。その第一弾全11銘柄が揃っている。 おつな実山椒880円、生ハムのような鰹節食べる削り節550円、雨後の月ぐい呑み1100円、雁木片口1870円 上質さを感じさせるパッケージの側面には、英字で酒蔵のストーリーも記載され、QRコードから蔵の風景が見られる映像にも飛べる。うーむ、斬新だ。 そして店内中央にあるカウンター。そこでその「スペシャリティ・ニホンシュ」の世界観をスタンディングで味わえるってわけだ。 提供は缶ではなく、鹿児島の陶芸作家、城戸雄介氏によるオリジナルの酒器。桜島の火山灰を使ったその風合いにも気分が上がる。 「生ハムのような鰹節」などつまみも上々。インバウンドならずとも、あなたの知っている日本酒のイメージも刷新されるかもしれない。世界に発信する以前に、この魅力、日本人が味わわない手はないな。 [住所]東京都大田区羽田空港2-6-5京急空港線羽田空港第3ターミナル駅3階国際線出発ロビー302区画 [電話]なし [営業時間]8時~22時 [休日]無休 [交通]京急空港線羽田空港第3ターミナル駅直結 撮影/鵜澤昭彦(スタンドうみねこSiB100、PRIMESAKE)、西崎進也(SAKECOLLECTIVE&SPIRITS、きみどり、兜町醸造所)、取材/池田一郎(スタンドうみねこSiB100、きみどり、PRIMESAKE)、田久晶子(SAKECOLLECTIVE&SPIRITS、兜町醸造所) ※2024年6月号発売時点の情報です。