「多店舗・大型化戦略」奏功、不況下でも成長…韓国のダイソー、売り上げ4兆ウォン目前
【12月16日 KOREA WAVE】韓国の低価格雑貨チェーン「ダイソー」が長引く物価高と内需不振の中で成長を続けている。今年の売り上げは初めて4兆ウォン(約4400億円)を突破すると予想され、過去最高記録の更新が見込まれる。 ダイソーは商品価格を最大5000ウォン(約550円)以下に抑え、不況下で消費者の支持を得ている。昨年の売り上げは3兆4604億ウォン(約3810億円)に達し、前年から17.5%増加した。 この成長を支えるのは多店舗展開と店舗の大型化戦略だ。昨年まで最大規模だった束草(ソクチョ)本店(約2310平方メートル)を超える店舗を次々とオープン。今年8月には義王(ウィワン)に約2740平方メートルの店舗を開業し、さらに平沢(ピョンテク)にもこれに次ぐ大規模店舗を計画している。 ダイソーの商品点数は3万点以上に上り、大型スーパーと同等の品ぞろえを誇る。毎月平均600点の新商品を投入し、人気商品が即時完売する現象も発生。特に超低価格と高い費用対効果が評判を呼び、新規出店や商品供給の安定化が販売増加につながっている。 ダイソーは、商品量の調整や原価低減、マーケティングコストの削減を継続しつつ、来年も大型店の新規開店や既存店舗の拡張に注力するとしている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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