<速報>巨人4連勝で広島のV阻止!V決定は明日、明後日の直接対決へ
ヤクルトー巨人戦が9日、神宮球場で行われ、巨人が3本塁打を浴びせる一発攻勢で主導権を握り、投げては元広島の大竹寛(33)が丁寧に低めにボールを集めて7回を1失点に抑え5-2で4連勝。広島のマジックは「1」で巨人が負ければ、この日試合のなかった広島の優勝が決定するところだった。 明日10日からは、東京ドームで巨人ー広島の直接対決の2連戦。広島が勝つか引き分けで25年ぶりの優勝が決まる。先発は広島が黒田、巨人がマイコラス。 巨人の意地だった。デイビーズの立ち上がりに1番の長野が襲いかかる。その初球をセンター左に飛び込む先頭打者アーチ。さらに2人のランナーを置いて今度は、村田が3ラン。先制攻撃で先発の大竹に4点をプレゼントした。4回には一死からヤクルトの2番手、中澤の変化球をとらえて亀井も一発。 何の因果か、2013年のオフにFAで広島から移籍してきた大竹が先発マウンドに立った。3回に代打の比屋根にライト前ヒットを許し、一死となってから川端にエンドランを決められ、さらに山田に四球を与えて一死満塁のピンチ。しかし、バレンティンをピッチャーゴロに打ち取りホームゲッツー。きっちりと低めにボールを集めて切り抜けた。 6回には、二死からバレンティンに、今度は変化球を逆方向のライトスタンドへ運ばれ1点を失ったが、7回をこの1失点だけに抑えて、6勝目の権利を持ったまま、8回はマシソンへリレー。最後は、澤村が4連投のマウンド。山田は抑えたが、バレンティンに2打席連続となる28号ソロを浴びて3点差となった。続く雄平にも二塁打を許したが、後続を断ち4連勝で広島の優勝を阻止した。 試合後、ヒーローインタビューに指名された大竹は、「前の2試合の先発が不甲斐ない試合だったので、なんとしても勝ちたいと思ってマウンドに上がりました。(初回の4点は)心強かったが、自分のやることをしっかりやろうと。1イニング、1イニング、必死でした。明日から広島戦? こうやって勝ちでつなげたことはよかったと思います」と、汗をぬぐいながら笑顔で振り返った。