事故や災害に対応して殉職した警察官や消防士らを追悼する慰霊祭が、このほど、和歌山市で営まれました。

テレビ和歌山

慰霊祭には、遺族をはじめ警察や消防関係者、およそ100人が参列しました。慰霊祭は、県警察義勇会と県消防協会が大正10年から行っているもので、戦時中の中断を経て今年で95回目を迎えます。 式では、明治22年から去年までに県内で発生した事故や災害に対応して殉職した警察官や消防士、消防団員をはじめ、救助活動などで亡くなった一般の殉難者、合わせて198人の名簿が祭壇に納められ、黙祷が捧げられました。 今回は、去年6月の大雨で紀の川市の川が増水し孤立した人を助けようとして亡くなった男性と、去年9月日高川町で川遊びをしていて溺れた人を助けようとして亡くなった男性が、一般殉難者として新たに名簿に記載されました。 会場では、主催者の岸本知事と県警の野本靖之本部長が、殉職・殉難した人たちの名誉と功績を称えるとともに、安心で安全な社会づくりに一層努力することを誓いました。 このあと、参列者が献花台に花を手向けて、静かに追悼の祈りを捧げました。