山形県に大雨特別警報 鮭川と日向川では氾濫の恐れも
日テレNEWS NNN
梅雨前線の影響で、東北地方では非常に激しい雨が降っています。山形県で、これまでに経験したことのないような大雨になっているとして、気象庁は大雨特別警報を発表しました。 山形県の庄内地方や最上地方では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いていて、気象庁は25日午前中、記録的短時間大雨情報を相次いで発表しました。 気象庁は、山形県では経験したことのないような大雨で、災害がすでに発生している可能性が極めて高いとして、25日午後1時すぎに酒田市と遊佐町に大雨特別警報を発表しました。 命を守る行動をとるように呼びかけています。 国土交通省などによりますと、最上地方を流れる鮭川と酒田市などを流れる日向川では氾濫危険水位を超えていて、堤防が決壊して氾濫するおそれがあるということです。 また、酒田市によりますと、市内を流れる荒瀬川が決壊したため、八幡地区で床上や床下浸水の被害が出ているほか、酒田市の市街地でも、住宅や店舗などの浸水被害が確認されています。 続いて、避難に関する情報です。 遊佐町は、町内全域の4890世帯1万2286人に「緊急安全確保」を発表し、命を守る行動を呼びかけています。 また、酒田市でも八幡地区の1888世帯、4880人に「緊急安全確保」を出しています。 さらに、25日午後4時に新庄市の全域に「緊急安全確保」が出たほか、土砂災害や川の氾濫の危険が高まっているとして、山形県内では多くの市町村に避難指示が出されています。